l-ne(イーネ) BOTANIST(ボタニスト) ボタニカル シャンプー 【モイスト】の評価・解析
ドラッグストアや宣伝広告などで一度は目にしたことはあるだろう、注目度ナンバーワンのシャンプー。
植物性である「ボタニカル」感のない、わりと普通なシャンプー。
グリセリンが洗浄成分よりも高配合という、これはシャンプーなのか、グリセリンを塗っているのか・・・
しかし、注目のシャンプーだ。
- このシャンプーの成分評価・解析
最近流行の『ボタニカル』
まず、このシャンプーの商品名でもある「ボタニカル」とは?
ボタニカル=植物性・植物学という意味です。植物性をウリにした低刺激シャンプーという事です。
ですが…。一見して思う事が…。一体どのあたりがボタニカルなのか?
ごくごく普通のシャンプーという印象。洗浄成分は、確かに植物性を中心とした構成。
・コカミドプロピルベタイン(ヤシ油を原料としたベタイン系の洗浄成分)
・ココイルメチルタウリンNa(アミノ酸系(タウリン系)の洗浄成分)
・ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系(アラニン系)の洗浄成分)
・ラウラミドプロピルベタイン(天然成分を原料としたベタイン系の洗浄成分)
・ラウロイルサルコシンNa(アミノ酸系(グリシン系)の洗浄成分)
・ラウレス-4カルボン酸Na(アルコールと酢酸から作られた洗浄成分)
・ココイルグルタミン酸Na(アミノ酸系(グルタミン酸系)の洗浄成分)
・デシルグルコシド(ノニオン系の洗浄成分)の8つの成分がこのシャンプーの洗浄成分構成されています。
確かに、天然系の洗浄成分が並んでいる。しかし、コカミドプロピルベタインが先頭というのは如何なものか…。
これは、メインの洗浄成分というよりは、サブの位置に来るべき洗浄成分だ。
なので、あまりにも洗浄性が弱すぎるという印象。しかも…
このシャンプーで一番気になる点は、洗浄成分よりも、何よりも、一番の高配合なのが洗浄成分ではなく『グリセリン』である点だ。
シャンプーでは、まず、洗浄成分が主となるべきモノなのだ。グリセリンが先頭では、ますます洗浄力に難があるシャンプーと言えよう。
グリセリンは、保湿成分の役目を担う。
ここでは、シャンプーの指通り、使用感を良くする目的で配合されている。これが、このシャンプーの最大の欠点だ。
確かに使用感はよくなる、しかし、高濃度配合すると、マイナスの作用をもたらす。
皮膚の水分を吸収してしまい、皮膚や髪を荒らす原因になる。実際、このシャンプーを使用して見たが…。洗いあがりで髪がややパサついてしまった。
もちろん、シャンプーには合う合わないがあるので、人によって感じ方が違うだろう。保湿成分は、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどで補っています。シャンプーの価格帯でいうと、この辺が妥当だろう。
防腐剤に関しては、あまり良くないと言っていいでしょう。
毒性の懸念されているメチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、使用されています。総合すると、マイルドを追求したがゆえに、洗浄成分がとてもアンバランスになっています。
そして、商品コンセプトであるはずの『ボタニカル』が、あまり感じられません。
ごくごくありふれた、普通の低刺激シャンプーと言えます。
- 成分表示
- 水、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、デシルグルコシド、グリチルリチン酸2K、サトウキビエキス、セラミド2、PEG-30フィトステロール、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、コカミドMEA、リンゴ酸、ポリクオタニウム-10、エタノール、BG、DPG、セテアレス-60ミリスチルグリコール、PPG-4セテス-20、EDTA-2Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料
- 商品コンセプト
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【公式サイト】
http://botanistofficial.com/products/