タマリス Laclair Premiere (ラクレア プルミエ) シャンプー BLの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
コンセプトは、「髪にコシとハリを与え、ふんわり洗い上げる、くせ毛用シャンプー」。
洗浄成分は、
・ラウロイルグルタミン酸TEA
・コカミドDEA
・ココアンホ酢酸Na「ラウロイルグルタミン酸TEA」は、適度な洗浄力を持ち、皮膚と同じ弱酸性で肌触りが心地よい洗浄成分で、グッド。
「コカミドDEA」は、ノニオン界面活性剤。
こちらも同じくマイルドな洗浄成分で、好印象。「ココアンホ酢酸Na」は、ベタイン系の両性界面活性剤。
とても低刺激でコンディショニング効果もある成分で、こちらも問題ない。洗浄成分の構成は、とてもマイルドで頭皮・髪に負担をかけず、適度に汚れを落とす成分配合になっており、
とてもグッドな洗浄成分と言えよう。くせ毛用シャンプーとして、髪への水分バランスを整える施術として、
・ヒドロキシプロピルキトサン
・加水分解シルク「ヒドロキシプロピルキトサン」は、カニの甲羅やエビの殻から得られるキトサンで、保湿、肌の保護、毛髪の保護などに期待が持てる嬉しい成分だ。
「加水分解シルク」は、保湿効果に優れ、髪の水分保持や皮膚バリア機能低下防止機能がある、くせ毛やダメージには嬉しい成分。
また、グァーガムをカチオン化した「グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド」もエモリエント効果を演出してくれるだろう。
しかし、
「グリセリン」の高配合が気になるシャンプーだ。
「グリセリン」は、代表的な保湿成分であり、皮膚や髪に潤いを与え、感触の調整としても便利な成分ではあるが、グリセリン高配合には、注意が必要になる。
グリセリンは、外気の環境に左右されやすく、冬場のような乾燥している環境では、グリセリンが皮膚や髪の水分を吸収してしまい、頭皮環境を荒らす原因になる。
乾燥している時期は、頭皮環境を確認しながらの使用が望ましい。
防腐剤に関しては、やや残念と言えよう。
・安息香酸Na安全面を考えると、防腐剤は、パラベンの使用が好ましい。
パラベンは、嫌われる傾向にあるが、他の防腐剤を使用するより、ずっと安心な成分なのだ。洗浄成分がとてもマイルドで、保湿や補修に力の入った、良いシャンプーではあるが、
「グリセリン」の高配合だけが気になる。
せっかくの保湿成分も、環境下によっては、頭皮環境を荒らす恐れもあり、
季節や頭皮環境を確認しながら使用することをオススメしたい。全体的には、良いシャンプーであることには変わらない、オススメ出来るシャンプーだ。
- 成分表示
- 水、ラウロイルグルタミン酸TEA、グリセリン、コカミドDEA、ココアンホ酢酸Na、ジステアリン酸PEG-150、甘草エキス、ヒドロキシプロピルキトサン、加水分解シルク、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ラウリン酸スクロース、エタノール、グリコール酸、安息香酸Na、香料
- 商品コンセプト
-
コンディショニング成分(グァーガム)が、くせのある髪や、やわらかい髪にサラサラ感を与える。
シルクP.P.T.とキチン誘導体の相乗効果で、髪にコシとハリを与え、ふんわり洗い上げる。【公式サイト】
http://www.tamaris.co.jp/product/hair_care/laclair_premiere/index.html【主な販売場所】
オンラインショップ, 美容院