THE BODY SHOP【ザ・ボディショップ】 ザ・ボディショップ ビルベリーカラープロテクトシャンプーの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
ザ・ボディーショップのシャンプーの中では、脱脂力は中間に位置するシャンプー。
ただし、それでも脱脂力はかなり高い方です。主となる界面活性剤は『ラウレス硫酸Na+コカミドDEA+コカミドプロピルベタイン』の3つ。
皆さんご存じラウレス硫酸Naは、強烈な脱脂力で、タンパク質変性作用もあり頭皮の肌荒れを引き起こしてしまいます。
ラウレス硫酸Naが一番の高濃度配合という事で、このシャンプーはもうダメシャンプーです。
ですが、次ぐコカミドDEA+コカミドプロピルベタインは、アニオン界面活性剤の刺激を緩和する役目を果たしてくれるので、思った程に、強烈なシャンプーではないです。そして、泡にコクを出し、マイルド感を実感させてくれます。
グリセリンが、やや高濃度配合なのが気になります。
これも、マイルド感を手っ取り早く実感させる事が目的でしょう。
グリセリンは、メジャーな保湿成分です。配合する事で製品ののび、滑りをよくしてくれます。
ただし、外気の乾燥に左右されやいので、湿気が少ない季節は高濃度配合すると、皮膚の水分を逆に吸収してしまう結果になるので、皮膚を荒らす原因になります。
なので、高濃度配合というのは好ましくありません。BGはグリセリンと同じイメージで保湿剤。
ポリクオタニウム-7は、石油由来の合成高分子。 これも感触向上に役立つ。
ポリクオタニウム-10は、石油由来ではなく、植物からとれる天然由来の半合成分子。
帯電防止剤、皮膜形成剤として配合され、すすぎ時の髪のきしみを改善してくれます。トコフェロールは、強い抗酸化力があり、酸化剤として配合されます。
血行を促進する作用もあり、化粧品に配合すると、皮膚の角化を促進し、皮膚の老化防止に効果があります。発毛促進剤にも使用されるので、薄毛が心配な人には嬉しい成分。クエン酸は、酸化防止剤、pH調整剤。
PEG-40水添ヒマシ油は乳化剤成分です。これは分子量が抜群に大きいので肌に浸透せず、安全性の非常に高い乳化剤です。
※分子量が大きい程、肌に浸透しにくいので安全なのです。オレイン酸グリセリルとステアリン酸グリセリルも乳化成分。
気になった危険成分は『EDTA-2Na、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、安息香酸、安息香酸Na』だ。
EDTA-2Na、安息香酸、安息香酸Naはいつも通り、ザ・ボディーショップの多くのシャンプーにも配合されている危険成分ので、解説は飛ばしますが、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは、シャンプーでは一切見かけない成分。
この成分のシャンプーの配合は、おそらく、日本中の全てのシャンプーの中でもこのシャンプーだけだろう。※数千数万というシャンプーを見てきましたが、実際に、このシャンプーでしか見た事の無い成分です。
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは、日焼け止めなどに配合される紫外線吸収剤。紫外線を吸収した後に、熱エネルギーに変換して、その刺激を防ぎます。しかし、分解性があり、分解した際に、毒性の高い成分が生じる可能性を指摘されています。また、合成系ですので、その不純物自体の危険性も懸念されています。紫外線吸収剤は、まだまだ安全性の懸念がされる成分です。
あえて、この成分をシャンプーに配合している事が意味不明です。全体的に評価すると、やはり、毒性の強い成分が多く合配合されている上に、主成分も強烈な脱脂力なので、やはり、良いシャンプーとはとても言えません。
- 成分表示
- 水、ラウレス硫酸Na、コカミドDEA、コカミドプロピルベタイン、アクリレーツコポリマー、ダイズ油、ビルベリー種子油、ヒマワリ種子エキス、グリセリン、BG、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-10、トコフェロール、クエン酸、水酸化Na、ヤシ油アルキルグルコシド、PEG-40水添ヒマシ油、オレイン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリコール、EDTA-2Na、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、安息香酸、安息香酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料
- 商品コンセプト
-
【公式サイト】
http://www.the-body-shop.co.jp/shop/r/r3441/【主な販売場所】
オンラインショップ, 百貨店