l-ne(イーネ) BOTANIST(ボタニスト) ボタニカル シャンプー【スムース】の評価・解析
ボタニスト モイストに次ぐ、要注目のシャンプー。
植物性である「ボタニカル」感のない、洗い心地を優先した、わりと普通なシャンプー。(植物性を重視すると、使用感は悪くなります)
- このシャンプーの成分評価・解析
飛ぶように今売れている、ボタニスト ボタニカルシャンプー。
こちらのシャンプーは、ボタニカル シャンプー【モイスト】のさっぱりタイプだ。
まず、「ボタニカル」とはどういう意味かというと、
ボタニカル=「植物性・植物学」などに当たる。
植物性をウリにし、低刺激をうたったシャンプー、ということだろう。洗浄成分は、
・ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン(アミノ酸系の洗浄成分)
・ココイルメチルタウリンNa(アミノ酸系(タウリン系)の洗浄成分)
・ラウロイルサルコシンNa(アミノ酸系(グリシン系)の洗浄成分)
・コカミドプロピルベタイン(ヤシ油を原料としたベタイン系の洗浄成分)
・ラウレス-4カルボン酸Na(弱酸性石鹸系の洗浄成分)
・デシルグルコシド(ノニオン系の洗浄成分)
・コカミドMEA確かに、天然由来の洗浄成分が並び、とてもマイルドのように見えます。
しかし・・・
「ラウロイルサルコシンNa」は、一応…アミノ酸系(グリシン系) 『一応…』というのがミソだ。
ラウレス硫酸Naなどの石油系界面活性剤(アイオン界面活性剤)と同じイメージで思った方が良い。
素人目線ではアミノ酸系界面活性剤だからマイルドだと誤解しがちな成分ですが、その脱脂力の強さはアミノ酸系とは全くの別物。非常に強い脱脂力なので、マイルドとは言い難い。「ラウレス-4カルボン酸Na」も石鹸系でやや洗浄力は強めであはあるが、
洗浄力を補う目的で、この「ラウロイルメチルアラニンNa」は使用されているのだろう。シャンプーの方向性としては、間違っていない作りだ。
保湿成分は、ボタニカルと言うほどの特筆すべき成分は入っていない。
加水分解ヒアルロン酸
グリチルリチン酸2K
PEG-30フィトステロール
加水分解コラーゲン
このあたりが保湿、補修、ハリコシ、抗炎症、抗アレルギー、に期待の持てる嬉しい成分。シャンプーの価格帯でいうと、この嬉しい配合は妥当なラインだろう。
防腐剤に関しても、ボタニカルには程遠い、ケミカル臭が漂う。
パラベンは入っていないが、むしろパラベンよりも安全が疑われているアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノンが使用されている。このシャンプーは、植物性特有の洗い心地の悪さ(泡立ちの悪さや洗浄力の弱さ)を補って、バランスよく作られたシャンプーといっていいでしょう。
よって、ボタニカルなシャンプーではない。
しかし、使い勝手は良いでしょう。
本格的なボタニカルを求めている人にとっては、商品名と少し離れているシャンプー。
- 成分表示
- 水、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルサルコシンNa、コカミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、セラミド2、加水分解ヒアルロン酸、PEG-30フィトステロール、サトウキビエキス、グリチルリチン酸2K、加水分解ケラチン(羊毛)、デシルグルコシド、コカミドMEA、ジステアリン酸PEG-150、リンゴ酸、PEG-400、ポリクオタニウム-10、BG、DPG、PPG-4セテス-20、EDTA-2Na、 塩化Na、エタノール、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノ ン、香料
- 商品コンセプト
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天然植物由来成分90%※以上と水で構成
グリーンアップルとローズのダブルフレグランス
肌や頭皮のバリア機能を整え、うるおいを閉じこめる
髪の弾力とツヤに必要な水分を抱える力を高める※ 90%以上を植物由来成分と水で構成)
【公式サイト】
http://botanistofficial.com/online/project/shampoo-smooth/【主な販売場所】
ドラッグストア, オンラインショップ