ブライ エクラーレヘアソープの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
ココイルグルタミン酸TEA+オレフィン(C14-16)スルホン酸Na+コカミドDEAという比較的マイルドな界面活性剤の構成で非常に高印象。
ただし、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは要注意成分だ。
皮膚や目に対してマイルドな界面活性剤です。しかし、確かに刺激性はマイルドだが、それとは裏腹に、洗浄力・脱脂力・タンパク質変性作用が強いので、あの悪名高いラウレス硫酸Naなどの硫酸系界面活性剤と同様な扱いを受けている界面活性剤。
このシャンプーの場合は元々、ココイルグルタミン酸TEAが主体で、洗浄力が弱いので、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naで洗浄力を調節しています。
なので、タンパク質変性作用は高いが、市販シャンプーよりは、全然マイルドなシャンプーなので、高評価できる。次に、PEG-40水添ヒマシ油。こちらもも安全性の非常に高い乳化剤です。 分子量が抜群に大きいので、頭皮に浸透しにくいので安全安心な乳化剤成分です。
続く成分も、マイルド感を実感させてくれる成分が多く配合されており、なかなか豪華な面々が続く。
加水分解シルクは、保湿効果が高い成分。皮膜形成効果があるので、シャンプー後もキシまず、しっとりなめらかな仕上がりに。さらに、メラニン色素の生成を抑えるので、美白作用もあります。乾燥や皮膚バリア機能低下を予防する効果もあります。
ポリクオタニウム-51も非常に保湿効果の高い成分。これはいわゆる“リピジュア”だ。
水分保持能力が高く、しっとりモチモチ感を演出。ちなみに、ヒアルロン酸の2倍の保湿性能を有する非常に優れた成分。生体への適合も抜群で文句無しの成分。ポリクオタニウム-10は、帯電防止剤、皮膜形成剤だ。植物からとれる天然由来の半合成分子。カチオン化されており、毛髪になじむので、すすぎ後の使用感をサラサラにしてくれます。
セラミド類も多く配合されており、肌の事を気遣った処方で好印象。よりマイルド感をアップ。
PCA-Naは、保湿効果、柔軟効果の高い成分。
次に、おまけ的な効果としてカンゾウ根エキスで消炎効果。抗アレルギー効果。
敏感肌には嬉しい限り。防腐剤にも気を使っているのがわかる。
防腐剤の中で安全性の非常に高い、フェノキシエタノールとメチルパラベンのコンビ。全体的に、非常に成分に気を使っており、高得点のグッドシャンプー。
唯一、たまに傷なのが、EDTA-2Naとオレフィン(C14-16)スルホン酸Naの配合だ。EDTA-2Naは変異原性、経口毒性があるので、好ましい成分とは言えない。オレフィン(C14-16)スルホン酸Naも、タンパク質変性が強いので、洗浄力の調節には、タンパク質変性の弱い界面活性剤で調節するべきだ。
この2つさえなければ、5つ星シャンプーだったかもしれない。
ただ、市販シャンプーと比較したら非常にマイルドでおすすめできるシャンプーです。
- 成分表示
- 水、ココイルグルタミン酸TEA、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドDEA、BG、PEG-40水添ヒマシ油、チャ実油、カルボキシメチルキチン、ポリグルタミン酸、加水分解シルク、カンゾウ根エキス、ポリクオタニウム-51、ポリクオタニウム-10、セラミド1、セラミド6、セラミド3、フィトスフィンゴシン、PCA-Na、コレステロール(羊)ラウロアンホ酢酸Na、ラウロイル乳酸Na、キサンタンガム、カルボマー、水酸化K、塩化Na、エタノール、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料
- 商品コンセプト
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【公式サイト】
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