kose(コーセー) スティーブンノル プレミアムスリーク シャインリペア シャンプー リッチモイストの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
自らヘアサロンも展開するトップヘアスタイリストのスティーブン・ノルとコーセーが共同開発したシャンプー。
洗っている間も、洗い流した後もなめらかで髪が絡みにくくしっとり洗い上げることをコンセプトにしたシャンプーである。
早速、成分から評価していこう。まず洗浄成分から。
・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
・ココイルメチルタウリンNa ・コカミドプロピルベタイン
・ココイルグルタミン酸TEA ・ココアンホ酢酸Na主となる洗浄成分は、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na。 オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは、注意が必要! いわゆるスルホン酸系の界面活性剤であるが、ラウリル硫酸Naに代表される硫酸系洗浄剤と変わらない強い洗浄力を持つ。脱脂力・タンパク質変性作用も強めだ。
ココイルメチルタウリンNaは、アミノ酸系(タウリン系)の界面活性剤。
低刺激でマイルド。やや泡立ちが悪いが、泡立ちはきめ細かく、脱脂力も適度にあり、かつ安全性の高い洗浄成分だ。コカミドプロピルベタインは、ベタイン系の界面活性剤。 とてもマイルドな洗浄力で、しなやかに洗い上げる。 ベビー用シャンプーにも使用される、安心・安全なマイルドな洗浄成分。
ココイルグルタミン酸TEAは、アミノ酸系(グルタミン酸系)の界面活性剤。
コンディショニング性が強く、潤いの残すのでダメージ毛に適した洗浄剤でこちらもグッド。ココアンホ酢酸Naは、両性界面活性剤でこちらも同様にマイルドでコンディショニング性の高い洗浄成分。
サブ・補助的な洗浄成分が低刺激かつマイルドで好印象だけに、「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」がなければグッドであった。。
いくら補助的な洗浄成分がグッドでもこれ一つの成分で台無しにしてしまうのが、このスルホン酸系の威力である。次に保湿・コンディショニング成分は、
艶を与えるオリーブ果実油、柔軟剤としてラウリルベタイン、すすぎ時のキシミを和らげるポリクオタニウム-10であろう。。。成分を見る限り、かなり保湿・コンディショニング成分は乏しく、ノンシリコンシャンプーとしては物足りなさが極めて目立つ。
オリーブ油で見た目は艶やかに仕上がるが、髪はパサつき頭皮も乾燥してしまうことが成分だけでも伺えてしまう・・・防腐剤は
・EDTA-2Na(キレート剤としてが主)
・フェノキシエタノール
・メチルパラベン
・安息香酸Na防腐剤はこの手の市販シャンプーとしてはまずまずではあるが、「EDTA-2Na」と「安息香酸Na」は安全性が疑われる成分なので注意してほしい。
洗浄成分が強く、ノンシリコンシャンプーであることから、保湿面にもう少し力を入れた方が良かったシャンプーだ。
ヘアスタイリストの名前を使用したブランド力で注目度を上げて売上を出そうというのが目に見える・・・
これに似た成分配合のシャンプーは、ドラッグストアにごろごろ転がっており、さらに価格がやや高めに設定されており、まったくもってオススメ出来ないシャンプーである。
- 成分表示
- 水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、ジステアリン酸グリコール、オリーブ果実油、EDTA-2Na、PPG-2コカミド、オリーブ脂肪酸エチル、コカミドMEA、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、ラウリルベタイン、リンゴ酸、塩化Na、炭酸水素Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、安息香酸Na、香料
- 商品コンセプト
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「クリスタルシャインコート成分」で輝くツヤ髪。
深層補修して、しっとりまとまる。次のケアの浸透をサポートするシャンプー。
キメ細かく、もっちりとした濃密泡が 頭皮と髪の汚れを包み込み、 摩擦ダメージを防ぎ うるおいを守りながら洗い上げます。
【公式サイト】
http://www.skny.jp/product/pub/premiumsleek/ib01.html【アットコスメ】
http://www.cosme.net/product/product_id/10098209/top