シュワルツコフ BC OIL INNOSENSE (BCオイル イノセンス オイルシャンプー)の評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
アルガンオイル配合のオイルシャンプーだ。
オイルは、「アルガニアスピノサ核油」。
アルガニアスピノサ核油は、モロッコで生育しているアルガン樹とよばれる樹の種子オイル。
1本の樹から1リットルしか搾れない貴重なオイルで、オレイン酸や必須脂肪酸であるリノール酸、ビタミンA、B、Eを含む多機能オイル。
肌や髪を和らげ、エモリエント効果に期待の持てる、髪・頭皮に嬉しい保湿成分だ。洗浄成分は、洗浄力が極めて強力な洗浄成分を使用しているのが特徴だ。
その成分は、「ラウレス硫酸Na」。ラウレス硫酸Naは、アニオン界面活性剤で、洗浄力・脱脂力・タンパク質変性が強く、極めて避けたい洗浄成分・・・
強力な洗浄力から、肌バリアを破壊し、頭皮環境を荒らすことになるので、この洗浄成分はかなりのマイナスポイントだ。
他の洗浄成分、「ココアンホジ酢酸2Na」「コカミドミドプロピルベタイン」「デシルグルコシド」は、洗浄力がマイルドで、グッドな洗浄成分。
しかし、主洗浄成分が「ラウレス硫酸Na」の為、強力な洗浄力なことに変わりはない。
肌に嬉しい保湿成分も配合されている。
・加水分解ケラチン(羊毛)
・パンテノール加水分解ケラチン(羊毛)は、毛髪と同じ成分で親和性が有り、髪の傷んだ部分に作用し、ハリ・弾力を与え、また、皮膚のコンディショニング作用もある嬉しい成分。
パンテノールは、羊毛効果、育毛効果、かゆみ防止、脱毛防止などの作用があり、こちらも嬉しい成分だ。
しかし、あまり良くない保湿剤成分も配合されている。
PG(プロピレングリコール)だ。プロピレングリコールは、毒性が確認されている成分。
敏感肌の人には、接触性皮膚炎を起こすことも有り、また、発がん性の疑いも有り、出来ることなら避けたい成分。
最近は、肌への刺激を考慮して、使用を控えるメーカーも増えている成分だ。パンテノールやケラチンなど、保湿や頭皮環境を整える成分も配合されているが、
洗浄成分の「ラウレス硫酸Na」が配合されているため、保湿・補修の効果を得ることは出来ないシャンプー。
逆に、洗浄力が強く、泡立ちが良い為、すっきり洗い上げる反面、頭皮・頭髪環境は、使い続けることにより、悪影響を及ぼしかねないシャンプーだ。肌が弱くない人も、「ラウレス硫酸Na」配合のシャンプーは、避けるべきだろう。
洗い上げるの良さ=良いシャンプーとは限らないので、注意してシャンプーを選んで欲しい。
- 成分表示
- 水、ラウレス硫酸Na、ココアンホジ酢酸2Na、コカミドミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、ジカプリリルエーテル、塩化Na、アルガニアスピノサ核油、 オレイン酸グリセリン、加水分解ケラチン(羊毛)、パンテノール、コカミドMEA、ジオレイン酸PEG-120メチルグルコース、クエン酸、安息香酸Na、PEG-7グリセリルココエート、 ポリクオタニウム-10、PEG-40水添ヒマシ油、オキシベンゾン-4、水酸化Na、PG、黄5、香料
- 商品コンセプト
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光放ち風に舞う髪へ。
イノセンス(純真)という名の、革新と官能をあわせ持つ「オイル イノセンス」。
髪も、生き方も、しなやかに輝く女性に必要な2つのエレメント“イノベーション”と“センス”にこだわり、感性を魅了する、濃密なツヤと軽やかさを実現します。【公式サイト】
http://www.schwarzkopf-professional.jp/skp/jp/jp/home/products/care/bc-oil-innosense/products.html【主な販売場所】
オンラインショップ, 美容院