シュワルツコフ BC KUR SPA CLEAR (BCクア スパ クリア) リファインシャンプーの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
ヨーグルト配合のクレンジングシャンプー。
洗浄成分に関しては、BC KURシリーズの、「BC KUR AQUA ADVANCE シャンプー」と配合が同じだ。
詳しい洗浄成分の成分解析については、こちら→BC KUR AQUA ADVANCE シャンプーを参照して欲しい。気になるのは、洗浄成分の配合の順番。
洗浄力強めで、脱脂力・タンパク質変性の強い、「アルキル(C14-17)s-スルホン酸Na」が、同シリーズのBC KUR AQUA ADVANCE シャンプーよりも、配合量が多い。
クレンジングシャンプーだけあり、洗浄力を強くする目的ではあるが、より頭皮には好ましくない配合量になっている。
肌の弱い人は、こちらのシャンプーよりも、姉妹シャンプーを使用される方がいいだろう。
しかし、コンセプトは、クレンジングシャンプー。
メントールも配合されており、「さっぱり、しっかり汚れを落としたい人」向けのシャンプーだ。そもそも、ヨーグルトの効能は?
ヨーグルトは、ビタミンD・タンパク質が豊富に含まれる。
髪はタンパク質でできているため、ハリ・コシを与える。
また、美容効果も高く、髪に艶や潤いを与えるだろう。
しかし、ヨーグルトは、体内から摂取して体の中からケアすることも大事。保湿面に関しては、エキス類に頼っている感が否めない。
・オレンジ果皮油
・ハイビスカス花エキス
・セイヨウハッカ葉エキスエキス類は、気休め程度の保湿効果と思って良い。
保湿・補修で期待の持てる成分は、「パンテノール」のみだ。
パンテノールは、水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB群の一種。
カユミ防止・代謝促進・日焼け防止・肌荒れ防止・育毛の効果あり。
皮膚の細胞を活性化する働きがあり、新陳代謝を高め、肌や頭皮のダメージを修復し、回復を早める。防腐剤に関しては、問題ない。
一つ、安全面から疑わしい成分の配合が気になる。
それは、「PG」の配合だ。
プロピレングリコール(PG)は、毒性が確認されている成分。
接触性皮膚炎を起こすことも有り、また、発がん性の疑いも有り、敏感肌の人に限らず、出来ることなら避けたい成分。
最近は、肌への刺激を考慮して、使用を控えるメーカーも増えている成分だ。全体的に、洗浄力は、クレンジングシャンプーらしく、普通よりもやや強め。
保湿面では、十分とは言えない配合だ。
また、「ヨーグルト」を配合し、奇をてらっている感は否めない。汚れを落としたい、保湿面は、二の次で良い人にはオススメ。
- 成分表示
- 水、コカミドプロピルベタイン、DPG、ラウロイルメチルアラニンNa、アルキル(C14-17)s-スルホン酸Na、ラウリルグルコシド、ヨーグルト、オレンジ果皮油、ハイビスカス花エキス、セイヨウハッカ葉エキス、メチルパラベン、ポリクオタニウム-10、クエン酸、ジステアリン酸PEG-150、プロピルパラベン、パンテノール、メントール、クエン酸Na、PG、グリチルリチン酸2K、グリセリン、フィチン酸、レモングラスエキス、加水分解コーンスターチ、香料
- 商品コンセプト
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美髪を育むための、清潔で皮脂・水分バランスの整った頭皮へ。
◆ハイビスカスエキス配合で頭皮にうるおいを与えながらやさしくもすっきり洗いあげるヨーグルトシャンプー。
◆頭皮の乾燥によりパサパサしたフケが出る方。
◆頭皮のバリア機能が低下し、敏感になってかゆみを感じる方。
◆頭皮が乾燥すると抜け毛が増え、髪がパサつき、細くハリコシがなくなります。頭皮の余分な角質や汚れを取りこんだヨーグルトクレンジングパックを、アミノ酸系・ベタイン系界面活性剤がやさしく頭皮からゆるめて浮き上がらせ、ハイビスカスエキスが頭皮にうるおいを与えます。
【公式サイト】
http://www.schwarzkopf-professional.jp/skp/jp/jp/home/products/care/bc-kur-spa-clear/concept.html【主な販売場所】
オンラインショップ, 美容院