クラシエ ディアボーテ ひまわり(HIMAWARI) オイルインシャンプー ボリューム&リペアの評価・解析
アットコスメで2016上半期ベストシャンプー第1位に輝いた、クラシエのHIMAWARI。
成分は至っては、普通のよくある強洗浄力な市販シャンプーではあるが、雑誌やCM、メディアなどで認知度と人気を博している。
- このシャンプーの成分評価・解析
HIMAWARIシリーズのボリュームアップタイプ。
リッチ&リペアの評価は、コチラから御覧ください。アットコスメの2016上半期ベストシャンプー第1位に輝いたシャンプーだ。
根本にハリ・コシを与えることをコンセプトにしたシャンプーということだが、早速、成分から評価していこう。
「HIMAWARI」シャンプーの一番の特徴は、シャンプーの名前の由来にもなっている「ひまわり」だ。
・ヒマワリ種子油
・ヒマワリ葉/茎エキス
・ヒマワリ種子エキス
・ヒマワリ花エキス
・ヒマワリ芽エキス上記のヒマワリ由来のオイルで、髪の内部・外部の修復を務める役割を成す。
ヒマワリオイルは、流動性と浸透速度に優れる。
髪の脂質と水分のバランスを整え、髪のうねりを緩和する効果が期待出来る。しかし、天然由来エキスはあくまでサブ的な要素が強く、「うねり・くせ・パサつき」を改善するのは、難しいと言えよう。
主となる洗浄成分は、比較的マイルドではあるものの、
・ラウロイルサルコシンTEA
・パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
・ココイルメチルタウリンNa「ラウロイルサルコシンTEA」が配合順で主の主である洗浄成分だ。
ラウロイルサルコシンTEAは、脱脂力・洗浄力強めの洗浄成分。
硫酸系界面活性剤不使用と公式サイトでは謳っているが、中身はほぼ同じダメ洗浄成分なので注意だ。「パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン」は、ヤシの実からからとれたパーム油をもとに、プラスとマイナス(カチオンとアニオン)の両方の性質を持つ低刺激性の両性界面活性剤(俗に言うベタイン系)。
こちらは、刺激が少なくマイルドでグッドな洗浄成分。「ココイルメチルタウリンNa」は、アミノ酸系の界面活性剤。
肌バリア成分は残し、余分な皮脂や汚れは洗い流すという『選択洗浄性』に優れており、肌に優しく低刺激でこちらもグッド。しかし、ラウロイルサルコシンTEAの強洗浄力・脱脂力で、ほぼ「ひまわりエキス」は無意味といっていい。
辛うじて、グリセリンとグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドで、保湿面を補っているが、この洗浄成分が配合されてしまうと、保湿・補修面では厳しい状況は変わらない。
洗浄成分を強くすることで、髪をパサパサにさせ、ボリュームアップしたと錯覚させるシャンプーをよく見かけるが、まさにこのパターンのシャンプーだ。
まだ同シリーズのリッチ&リペアの方が、「ラウロイルサルコシンTEA」の配合量が少なくマイルドで、2択であるなら、こちらをオススメする。
市販シャンプーのなかでは、まだましな部類のシャンプー。
- 成分表示
- 水、ラウロイルサルコシンTEA、PPG-2コカミド、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグルタミン酸2Na、PPG-3カプリリルエーテル、ココイルトレオニンNa、ココイルグルタミン酸Na、ヒマワリ種子油、ヒマワリ葉/茎エキス、ヒマワリ種子エキス、ヒマワリ花エキス、ヒマワリ芽エキス、アセチルグルコサミン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-10、グリセリン、BG、クエン酸、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル
- 商品コンセプト
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髪のゆがみ※1を整え、素直な髪に導くノンシリコンシャンプー。
サルフェートフリー処方※2。キメ細かい軽やかな泡が髪をやさしく洗いあげ、さらりと弾む健康的な髪に仕上げます。※1:うねり・くせ・パサつきの原因となっている髪内部と髪の外側それぞれの脂質と水分バランスの乱れのこと。
※2:硫酸系界面活性剤不使用【公式サイト】
http://www.himawari-kracie.jp/lineup/【アットコスメ】
http://www.cosme.net/product/product_id/10107272/top【主な販売場所】
ドラッグストア, オンラインショップ