ライオン ソフトインワンシャンプーふんわりタイプの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
ラウレス硫酸Naとラウラミドプロピルベタインが主となる洗浄成分(界面活性剤)
ここでシャンプーの性格の7割は決まる。ラウレス硫酸Naはどんな水質でも強烈に泡立つ洗浄成分。脱脂力が強烈で、最悪の洗浄成分。
その毒性の強さから世間では『硫酸系・石油系の界面活性剤』と呼ばれている。
ラウレス硫酸Naは安価で、泡立ちが良く使用感が非常に良いので、ダメシャンプーをあたかも良質シャンプーかの様に“疑似的に演出“できてしまうので、市販シャンプーに最も多用されている成分の一つ。
脱脂力が強いだけでなく、タンパク質変性作用もあるので、肌バリアを破壊してしまう。
肌荒れを避けるなら使用を避けるべき成分だ。次に続くラウラミドプロピルベタインでラウレス硫酸Naの刺激を緩和し、且つ、泡にコクを出しマイルド感を出している。
ラウラミドプロピルベタインは、両性界面活性剤で、とてもマイルドな界面活性剤である。
PEG-20水添ヒマシ油、安全性の非常に高い乳化剤です。 分子量が抜群に大きい(※分子量が大きい程、肌に浸透しにく) ので安心です。
下記の3つはアクリル系合成ポリマーです。
皮膜形成剤、感触改良剤、粘度調整剤として使用され、ツルツルの仕上がりへ。
■(ビニルピロリドン/VA)コポリマー
■(メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド/ヒドロキシエチルアクリルアミド)コポリマー
■ポリクオタニウム-7ステアルトリモニウムクロリドも髪をしなやかにする性質がある。カチオン(陽イオン)界面活性剤といい、髪の痛んだ部分に吸着して、髪をしなやかにしてくれます。
アモジメチコンはシリコーンの事。こちらも髪に皮膜を形成してくれてツルツルの仕上がりへ。
硫酸Naは、ラウレス硫酸Naなどとは全くの別物。思わずビックリしてしまう名前だが、これ温泉水に含まれている成分で、角層の柔軟効果がある。
加水分解ダイズタンパクは、毛髪のダメージ部分にしっかり吸着して補修し、外部刺激から守ります、しなやかで強靭なコンディションを作り上げます。こちらの成分は、シリコーンなどと違って、疑似的に補修するのではなく、髪の内部から根本的に補修してくれる成分。
安息香酸Na(安息香酸塩)は、かなり要注意成分だ。
このサイト(シャンプー評価ドットコム)の成分辞書にて詳しく解説しています。全体的に見て、ラウレス硫酸Naの刺激をアクリル系合成ポリマー、シリコーン、カチオン界面活性剤などの成分でごまかしている印象。
これらは、トリートメントに多用される成分で、シャンプーにはあまり配合されない成分。これらは全て指通りをつるつるにしてくれ、使用感がマイルドになる成分だ。
ダメシャンプーを疑似的にマイルドに錯覚させる目的が見え見えだ。
- 成分表示
- 水、ラウレス硫酸Na、ラウラミドプロピルベタイン、PEG-20水添ヒマシ油、香料、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、ステアルトリモニウムクロリド、クエン酸、(メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド/ヒドロキシエチルアクリルアミド)コポリマー、ポリクオタニウム-7、硫酸アンモニウム、ラウラミンオキシド、アモジメチコン、セテス-15、硫酸Na、加水分解ダイズタンパク、安息香酸Na、黄203、赤106
- 商品コンセプト
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【公式サイト】
http://www.lion.co.jp/ja/products/end.php【主な販売場所】
ドラッグストア, オンラインショップ