ライオン 植物物語ハーブブレンドシャンプー しっとりの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
主となる洗浄成分は、(C12-14)パレス-3硫酸Naとラウラミドプロピルベタインの2つの界面活性剤。
(C12-14)パレス-3硫酸Naは、ラウレス硫酸系の界面活性剤と同様の成分なので、洗浄力は強めなので、頭皮に必要な肌バリアを奪い取ってしまう。 発ガン性、催奇性、慢性毒性などの毒性はありません。しかし、やや弱いですがタンパク変性作用があり、また脱脂力が強いため乾燥や肌荒れ、ニキビを起こすことがあります。刺激性は、やや低いですがレルギー性があるため、旧指定成分。商品のラベルには『植物生まれの低刺激洗浄成分に…』と書いてあるが…。一体どこが低刺激だと言うのだろうか…。
次に続くのがラウラミドプロピルベタイン、これで(C12-14)パレス-3硫酸Naの強すぎる脱脂力と刺激をやや緩和し、このシャンプーをマイルドな物だと錯覚させてしまう。ラウラミドプロピルベタイン自体は非常にマイルドで選択洗浄性も優れているので、良い洗浄成分。しかし、これで(C12-14)パレス-3硫酸Naのダメっぷりを打ち消す事はできない。ジメチコンの高濃度で配合されている。 こちらは本来はシャンプーではなく、トリートメントに配合されるべき成分。シャンプーで配合する事によって、指通りが良く滑らかになるので、こちらもこのシャンプーをマイルドなシャンプーだと錯覚させるのに一役買っている。
ジステアリン酸グリコールでシャンプーを白く白濁しパールの色を付けている。
シャンプーの粘性を高める働きもある。市販のシャンプーの色はほとんどがこの成分によって色が付けられている。いかにも安っぽい市販シャンプーの処方だ。PEG-20水添ヒマシ油は安全性の非常に高い乳化剤です。 分子量が抜群に大きい(※分子量が大きい程、肌に浸透しにくいので安全)のでクリーム。
ローマカミツレエキスなどは、消炎作用、抗菌作用、育毛作用、フケ・カユミ防止がある。
フユボダイジュ花エキスは保湿、収斂、抗炎症、抗アレルギー作用がある。
カミツレエキス、ヤグルマギクエキス、トウキンセンカエキス、オトギリソウエキスなどのエキス類が市販のシャンプーとしては珍しく豊富に配合されている。しかし、いかせん基本構造がダメな分、いまさらエキス類を多く配合されても、高脱脂で皮脂を奪い去ってしまうというデメリットは打ち消せない。
ソルビトールは、保湿剤。乾燥から肌を守る化粧水、乳液、クリームなどに幅広く配合されている。皮膚や口腔粘膜に対して高濃度でも毒性や刺激性が全くないので、歯磨き粉などにも使用される。
クエン酸は、酸化防止剤、pH調整剤。
アモジメチコンはシリコーンの事です。髪に効率的に吸着するコンディショニング成分で、毛髪をしなやかに保ちツヤを与えます。しっとりエモリエント(柔らかな)な皮膜を形成してくれるので、ダメなシャンプーでもあたかもマイルドな物だと錯覚させてしまう。
ポリクオタニウム-7は、石油由来の合成高分子。 俗に言うアクリル系高分子。
セテス-15は、高級アルコールであるセタノールにPEGが付いた乳化剤成分です。 セタノールにPEGを付けて分子量を大きくする事で肌への浸透をしにくくして刺激の緩和図っています。頭皮に浸透しにくい処方は嬉しい事だ。
ポリクオタニウム-10は、植物からとれる天然由来の半合成分子。帯電防止剤、皮膜形成剤として配合される。すすぎ時の髪のきしみの改善など、使用感を良くする為に配合されます。ラウレス-25は、界面活性剤ではなく、植物などの天然油脂から得られる高級アルコールからつくられる乳化剤成分です。
BGは保湿剤。
おやおや…。安息香酸Na(安息香酸塩)までもは配合されているではないか…。
これは危険な成分。
詳細は、このサイトの成分辞書をご覧下さい。まとめると…。ダメシャンプー決定です!!
- 成分表示
- 水、(C12-14)パレス-3硫酸Na、ラウラミドプロピルベタイン、ジメチコン、ジステアリン酸グリコール、PEG-3ラウラミド、PEG-20水添ヒマシ油、ラウラミンオキシド、カミツレエキス、ローマカミツレエキス、フユボダイジュ花エキス、ヤグルマギクエキス、トウキンセンカエキス、オトギリソウエキス、ソルビトール、香料、クエン酸、アモジメチコン、ポリクオタニウム-7、セテス-15、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、ポリクオタニウム-10、ラウレス-25、BG、安息香酸Na
- 商品コンセプト
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【公式サイト】
http://www.lion.co.jp/ja/products/234【主な販売場所】
ドラッグストア, オンラインショップ