アリミノ カラーストーリー モイスト シャンプーの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
洗浄成分が極めて強く・・・余計な油分まで落としてしまうシャンプー。
低pH設定(pH4.8)で毛髪を酸性に保ち(引き締め)、アシッドカラーの退色を抑えるシャンプー。
「頭皮環境を整え、健康な頭皮を保つ」シャンプーということですが・・・
洗浄成分は、かなり強力な洗浄成分・脱脂力・タンパク質変性作用の強い配合になっています。
主洗浄成分は、
・ラウレス硫酸Na
・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
・コカミドメチルMEA
・コカミドプロピルベタイン「コカミドメチルMEA」「コカミドプロピルベタイン」は、マイルドな洗浄成分でグッド。
しかし、他2つの洗浄成分が極めて良くない・・・
「ラウレス硫酸Na」は、悪名高い、洗浄力が極めて強く、余計な皮脂まではぎ取る脱脂力、タンパク質変性作用もあり、一番避けたい洗浄成分だ。
また、毒性の強さ、頭皮・肌への悪さから「硫酸系、石油系の界面活性剤」と揶揄されている。
大量生産に向く洗浄成分で、大手メーカーがこぞって使用する洗浄成分で、すすぎ時の泡のキレや使用感が良いため、良質なシャンプーと消費者は錯覚してしまいがちだが、その裏腹に肌・頭皮・頭髪への影響は最悪だ。
「使用感が良い=肌に優しい」とういう訳ではないので、注意してほしい。さらに、「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」は、その悪名高い「ラウレス硫酸Na」と性質がよく似ている。
スルホン酸系の界面活性剤で、皮膚や目に対してはマイルドではあるが、しかし、洗浄力・脱脂力・タンパク質変性が強い成分。
「ラウレス硫酸Na」と変わらない強い洗浄力と言われており、食器洗剤などにも使用されている成分。この2つの洗浄成分を配合してしまっては、いくら保湿成分を入れたところで、髪への悪影響は拭えない。
エキス類で特筆すべき成分は、2つ。
・アルゲエキス
・センブリエキス「アルゲエキス」は、海藻由来成分で、保湿や収れん作用があり、DNAの修復作用に期待の持てる嬉しい成分。別名、マリンパージと呼ばれ、海藻のミネラルを豊富に含んだ、肌や髪にツヤを与える。
「センブリエキス」は、育毛シャンプーに配合される事が多く、育毛効果が期待の持てる成分。
漢方薬としても知られるが、血流の改善や毛細血管の拡張に効果があるとされる、嬉しい成分だ。しかし、前述したように、洗浄成分が極めて悪いシャンプーなので、効果を得ることは難しい。
防腐剤も極めて悪いと言えよう。
・ブチルパラベン「ブチルパラベン」は、パラベン類の中でも環境ホルモンの疑いが持たれる成分。
刺激性・毒性が強く、パラベン類の中では、あまりシャンプーに使用されることはない。
パラベンの中でも、唯一注意が必要な防腐剤と思ってよい。
この成分が入っているシャンプーは、避けることが懸命だ。エキス類は、まずまずといえるシャンプーではあるが、
洗浄成分が極めて悪いシャンプー。
肌の弱い人には、当然オススメすることは出来ない。肌の強い人や、スッキリ汚れを洗い落としたい人、成分はあまり気にしない人には良いだろう・・・
市販でもマイルドなシャンプーがいくつか売られている昨今、このシャンプーを使用するメリットはないと言えよう。
- 成分表示
- 水、ラウレス硫酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドメチルMEA、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、アルゲエキス、センブリエキス、テオブロマグランジフロルム種子油、ポリクオタニウム-10、BG、エタノール、塩化アンモニウム、安息香酸Na、クエン酸、クエン酸Na、水酸化Na、EDTA-2Na、メチルパラベン、ブチルパラベン、香料
- 商品コンセプト
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アシッドカラーの退色を抑えます
低pH設定(pH4.8)で毛髪を酸性に保ち(引き締め)、アシッドカラーの退色を抑えます。
また、アシッドカラー施術のプレシャンプーとして使用することで、酸性染料の毛髪へ染まりやすい環境を整えます。
頭皮環境を整え、健康な頭皮を保ちます。海藻由来の「アルゲエキス」が頭皮の皮脂バランスを整えます。「センブリエキス」が頭皮環境を健やかに育みます。
つややかでふんわりした仕上がり。
心安らぐローズヒップティーの香り。【公式サイト】
http://www.arimino.co.jp/products/colorstorymoist/【主な販売場所】
オンラインショップ, 美容院