ミルボン ミルボン・ディーセスノイドゥーエ・シルキーリュクスの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
ラウレス硫酸Na+オレフィン(C14-16)スルホン酸Naで脱脂力はかなり強い。どちらも洗浄力・脱脂力・タンパク質変性作用が強い界面活性剤。
ラウレス-6酢酸Naは酸性石鹸系の洗浄成分です。これは低刺激だが、洗浄力がやや高く、さっぱり洗える。
両性界面活性剤でやや刺激緩和を図っているが、それだけでは帳消しにならない強さ。
全体的に、スカルプケア用シャンプーという印象を受ける。やや気になったのがDPGがかなりの高濃度配合だという点。
DPGはポリプロピレングリコールの事です。DPGそのモノは、全く問題の無い安心安全な成分です。これは保湿成分、感触改良剤の役目を果たします。
このシャンプーの場合は、洗浄成分につぐ位置に来ているので、感触向上効果が目的だ。シャンプーの使用感をマイルドにしてくれる。しかし、この成分は、安全・安心な成分なのだが…。高濃度配合となると、話が変わります。
高濃度配合は赤みの原因になるので注意が必要だ。
このシャンプーの場合は、かなりの高濃度で配合されています。ポリクオタニウム-52(これはリピアジュ)ヒアルロン酸の2倍の保湿性能を有する非常に優れた成分。ジラウロイグルタミン酸リシンNaはぺリセアで、これも同様に保湿効果が高く肌をしっとりモチモチにいてくれる。
ココイルアルギニンエチルPCAは、毛髪へのコンディショニング性を高める効果。
グリチルリチン酸2Kは、植物の甘草(カンゾウ)より抽出され、抗炎症、抗アレルギー作用、創傷治癒作用などがあります。
上記の様に、多少は、頭皮環境の事を考えた成分が配合されていますが、いかせん、メインの洗浄成分が強烈なので、こんなサブ的な成分では帳消しにはできない。
防腐剤としては、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノンが配合されている。
これは、防腐剤の中ではかなり安全性が危ぶまれている成分。
アレルギー性皮膚炎を起こす場合があり、神経毒性を示すとの研究結果が報告されている。全体的な印象としては、強烈な脱脂力のシャンプーをDPG高濃度配合によって感覚的にごまかしているという印象。
特に使用する価値の無い美容業務用シャンプーだ。
- 成分表示
- 水、ラウレス硫酸Na、DPG、イソステラミドプロピルべタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウレス-6酢酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、ユキノシタエキス、ポリクオタニウム-52、ジラウロイグルタミン酸リシンNa、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココイルアルギニンエチルPCA、チューベロース多糖体、ポリクオタニウム-10、ココイルイセチオン酸Na、PCAイソステアリン酸PEG-10水添ヒマシ油、グリチルリチン酸2K、サクシニルグリチルレチン酸2Na、ラウレス-16、塩化Na、乳酸Na、リンゴ酸、BG、エタノール、水酸化Na、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料
- 商品コンセプト
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【公式サイト】
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