Unilever(ユニリーバ) LUX(ラックス) ルミニーク エアリースタイル シャンプーの評価・解析
アットコスメで2016上半期ベストシャンプー第3位に輝いた、ユニリーバのルミニーク。
脱脂力の強いごくごく普通な市販シャンプーではあるが、ブランド人気の高さが伺える。
- このシャンプーの成分評価・解析
市販シャンプーによくある、洗浄力が強い安価なノンシリコンシャンプー。
ノンシリコンにする必要がないシャンプーだ・・・
まず、洗浄成分の「ラウレス硫酸Na」。
この強力な洗浄成分を使用する時点で、違いを生み出すことは出来ない。
商品開発時点から、コンセプトは消費者のためのシャンプーではなく、メーカー側の低コスト大量生産向きの利益優先シャンプーだ。色や香り、エキス類を変えて、次々に新商品を送り出す大手メーカーのシャンプーの中身は、ほぼどれも同じなのだ。
広告費にお金を投資し、シャンプー開発には投資しないのが大手メーカーの現状だ。
成分評価に戻るが、
「コカミドプロピルベタイン」は、とてもマイルドで、コンディショニング効果もある洗浄剤。
ラウレス硫酸Naの強烈な脱脂力を緩和する目的だ。冒頭で述べたが、シリコンの配合がなく、洗浄成分の悪さを隠すことが出来ない。
髪や頭皮のパサパサ感を緩和する(誤魔化す)目的で、
トリートメントによく配合される、「グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド」を配合。
これで、洗浄成分の悪さを多少誤魔化し、洗髪やすすぎ時のキシミ防止や、指通りを一時的に改善させている。「アルギニン」「酢酸トコフェロール」は気休め程度ではあるが髪や頭皮に嬉しい成分。
アルギニンは、保湿効果。アミノ酸の中では最もアルカリ度が高く、乳化の時などにアルカリ剤として使用する他、血行促進効果もある。
酢酸トコフェロールは、ビタミンE誘導体。抗酸化作用がある成分。防腐剤の悪さも目立つ。
EDTA-2Na、安息香酸Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン…ごくごく普通な典型的市販シャンプーのお手本のようなシャンプーだ。
宣伝文句は立派だが、それに似合う成分は見当たらない。低価格を求める人やブランドに思い入れのある人意外は、とくにオススメする要素なしだ。
- 成分表示
- 水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、塩化Na、ザクロ果実エキス、コチョウランエキス、アルギニン、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、グリセリン、酢酸トコフェロール、PPG-7、PG、クエン酸、水酸化Na、EDTA-2Na、安息香酸Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料
- 商品コンセプト
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スタイル作りに発想を得た贅沢で濃厚なノンシリコンシャンプー。
毛先まで柔らかい輝くゆるふわスタイルへ。【公式サイト】
http://www.lux.co.jp/lineup/luminique/airy_shampoo/【アットコスメ】
http://www.cosme.net/product/product_id/10108704/top【主な販売場所】
ドラッグストア, オンラインショップ