ユニリーバ ダヴ(DOVE)浸透モイスチャーケアシャンプーの評価・解析
- このシャンプーの成分評価・解析
ラウレス硫酸Naという強烈脱脂力の界面活性剤ベースで、ジステアリン酸グリコールとジメチコノール(シリコーン)が異常な程に高濃度配合。
安物市販シャンプーの典型的なパターン。
ジステアリン酸グリコールでシャンプーの色をパール状に白濁。
ジメチコノール(シリコーン)で指通りをツルツルに!!
ご存じシリコーンは、トリートメントに配合される成分。シャンプーに配合する事によって、シャンプーの使用感をマイルドにし“疑似的”に良質シャンプーに仕立て上げる成分。モイスチャーシャンプーというコンセプトですが、このシリコーン高濃度配合で、モイスチャー感を演じているので、偽物のマイルド感だ。確かにトレハロースなどの保湿成分の高い成分も配合されているが、ほとんどがシリコーンによる維持的なマイルド感の手触り。
ちなみに、トレハロースは、天然の糖質で、キノコ類、海草類、豆類などの多くの食品や酵母に含まれている保湿性の高い成分です。角質層の水分保持機能を高めてくれます。アルギニンも市販シャンプーへの配合は珍しく、非常に嬉しい成分。
保湿効果の目的で配合されている他、。血行促進効果もある。PPG-7は合成ポリマー。溶剤。
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドもトリートメント効果の高い成分なので、シャンプーではなく、トリートメント用の成分。
シャンプーへの配合は、まず無い。基本構造は、グァーガムです。それを髪に馴染みやすくする為にカチオン化させています。すすぎ時の感触改善は勿論、髪を乾かせてからの仕上がりでしっとり感を与えます。カルボマーは、水溶性のポリマーです。増粘剤、分散剤。
ドデシルベンゼンスルホン酸TEAは合成界面活性剤。
ラウレス-23は、名前的に界面活性剤だと誤解しがちですが、界面植物などの天然油脂から得られる高級アルコールからつくられる乳化剤成分です。
その後に続く下記の成分は危険性の高い成分ばかりだ。
■BHT
■EDTA-2Na
■安息香酸Na
■メチルイソチアゾリノン
■メチルクロロイソチアゾリノン特筆すべき危険成分は『BHT』だ。
これが配合されているシャンプーはなかなかお目にかかれない。
BHTとは、ジブチルヒドロキシトルエンの事。
BHTはBHAと共に、発ガン性が危惧されている危険成分!!
シャンプーへは酸化防止剤として配合される。メチルイソチアゾリノンとメチルクロロイソチアゾリノンは、非常に毒性の高い防腐剤。
もっと安全性の高い防腐剤を使用するべきだ。上記の危険成分は、このサイトの成分辞書に詳細を記載してあります。
全体的に評価すると、強烈脱脂&毒性の強い成分てんこ盛りで、長期間使用する事で、頭皮環境がボロボロになってしまう事が必至のダメシャンプー。
ただし、シリコーン高濃度配合によって、使用感だけは抜群に良い。
- 成分表示
- 水、ラウレス硫酸Na、ジステアリン酸グリコール、コカミドプロピルベタイン、ジメチコノール、塩化Na、アルギニン、リシンHCL、トレハロース、グルコノラクトン、炭酸アンモニウム、PPG-7、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、カルボマー、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、TEA、ラウレス-23、BHT、水酸化Na、EDTA-2Na、硝酸Mg、安息香酸Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料
- 商品コンセプト
-
【公式サイト】
http://www.mydove.jp/jp/Products/HairCare/ShampooConditionerSeries/Care-Moisture-Shampoo-Dove-Conditioner-Penetrates.aspx【主な販売場所】
ドラッグストア, オンラインショップ